自分スタイルを見つけよう

“ゆらぎ世代”まっただ中! イキイキとした毎日を過ごすためのヒントを見つけるため、日々ジタバタしております。

空白の期間を埋める

安西水丸さんの特集を見て「村上朝日堂」の楽しさを思い出した私です。
先週実家に帰ったついでに、この周辺の本が残ってないか物色したら、水丸さんのエッセーを見つけました。

青山の青空 (新潮文庫)

青山の青空 (新潮文庫)

 

実家に置き去りにしたという事は「村上朝日堂」ほど面白くはなかったのかもしれませんが(笑)、それを確かめる為にも再読しようと思います。

村上春樹さんの軽い文章をもっと読みたいと思い、今このシリーズを初めて読んでいます。

「ホームページ「村上朝日堂」などを通じた読者とのやりとりをまとめた作品」ですが、今読んでも面白いですね。
結構真面目な質問もあってそれはそれで面白いのですが、どーでもいい質問に対する村上さんの切り返しもなかなかです。

今年(2015年)1月15日に、一時的に再会したサイト
「村上さんのところ」

へそ曲がりな私は1980年代後半「ノルウェイの森」以降、村上作品をなんとなく避けてたんですが、今となってはこの空白の時間がもったいなかった気もします。

私はハルキスト村上主義者ではもちろんないし、村上さんの作品を初期のものしか読んでないのですが、たまに公的な場所での彼の発言を耳にする時、なんとなく一本筋の通った人だなぁと感じます。

そのあたりが、彼のエッセーやこういった文章を読んでもなんとなく伝わってきます。
だから、小説だけでなく他の媒体でも人気があるのかもしれませんね。

ところで、今回実家から持ち帰った本にこんなのもありました。

そんなつもりじゃなかったんです THEY THEIR THEM

そんなつもりじゃなかったんです THEY THEIR THEM

 

初めて読んだ時は、面白くておもいきり笑った記憶があったのですが。。。
何故か読み返してみると、それほど笑えない。切なさの方が大きい気がします。
鷺沢萠さんの最後を思うから、そういう気持ちになるのかもしれません。