安西水丸さんの特集を見て「村上朝日堂」の楽しさを思い出した私です。
先週実家に帰ったついでに、この周辺の本が残ってないか物色したら、水丸さんのエッセーを見つけました。
実家に置き去りにしたという事は「村上朝日堂」ほど面白くはなかったのかもしれませんが(笑)、それを確かめる為にも再読しようと思います。
村上春樹さんの軽い文章をもっと読みたいと思い、今このシリーズを初めて読んでいます。
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi original (66号))
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2000/08
- メディア: ムック
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「ホームページ「村上朝日堂」などを通じた読者とのやりとりをまとめた作品」ですが、今読んでも面白いですね。
結構真面目な質問もあってそれはそれで面白いのですが、どーでもいい質問に対する村上さんの切り返しもなかなかです。
今年(2015年)1月15日に、一時的に再会したサイト
「村上さんのところ」
へそ曲がりな私は1980年代後半「ノルウェイの森」以降、村上作品をなんとなく避けてたんですが、今となってはこの空白の時間がもったいなかった気もします。
私はハルキスト村上主義者ではもちろんないし、村上さんの作品を初期のものしか読んでないのですが、たまに公的な場所での彼の発言を耳にする時、なんとなく一本筋の通った人だなぁと感じます。
そのあたりが、彼のエッセーやこういった文章を読んでもなんとなく伝わってきます。
だから、小説だけでなく他の媒体でも人気があるのかもしれませんね。
ところで、今回実家から持ち帰った本にこんなのもありました。
そんなつもりじゃなかったんです THEY THEIR THEM
- 作者: 鷺沢萠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/12/18
- メディア: Kindle版
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初めて読んだ時は、面白くておもいきり笑った記憶があったのですが。。。
何故か読み返してみると、それほど笑えない。切なさの方が大きい気がします。
鷺沢萠さんの最後を思うから、そういう気持ちになるのかもしれません。